データワークサポートが受注するアノテーションやデータワークは、受注から各種作業、納品まで、そのすべてのプロセスがデータクラウドで管理されます。
作業チームは、各事業所が推薦をする利用者さんによって構成され、ID番号によって成果数量が計算される仕組みです。複数の作業チームによる分担作業のため、チームごとの作業量の調整が可能ですから、納期に遅れることはなく、これまでも納期に関するトラブルは発生していません。
パソコンとインターネット環境があれば参加できるという、わかりやすいビジネスモデルのため、A型事業所において、安定的な生産活動の柱がない、または、パソコンの作業を希望する利用者さんが増えているという場合に、アノテーションやデータワークを生産活動の柱とするA型事業所の協働連携を、ご提案させていただいています。
現在、青森県八戸市、青森市、岩手県盛岡市、花巻市、宮古市、北海道函館市、など、いくつかの事業所と実証実験を兼ねて、アノテーションやデータワークをリモートで連携しております。
AIは大量の教師用データを学習することで、その中にある特徴や法則を自動的に見つけ出して、これから先のデータ予測などができるようになります。
人が意図した目的を達成するためのルールを、正しくAIに学習させるためには、テキストや音声、画像、映像など、あらゆる形態のデータのタグ付け(教師用データ)作業が、極めて重要になります。
いま、ビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)移行が加速する中で、 AIデータの前処理業務=「アノテーション」のニーズが高まっています。
そのニーズに対応すべく、データワークサポートが作業所と中継業務を行うことで、作業精度の高さとコストパフォーマンスの良さを、発注者から高く評価頂いております。
データワークにはさまざまな業務形式があります。一般的なものでいうとデータ入力がありますが、データ入力ひとつとっても、依頼主から受けたデータ(テキスト、音声、画像など)をパソコンで入力すれば済むというものでもありません。
①データ入力作業のみの場合もありますが、②WEBの指定サイトで情報を検索し、指定のテンプレートに入力する作業、③入力したデータの校正・確認作業、④テキストを音声に変換する作業、 ほか、さまざまな作業内容があります。
依頼主から受注した業務を指示に従って進めていきますが、 下図のようにデータの所在、媒体、形式、個人情報の有無などが、プロジェクトごとに異なるため業務の進め方も変わってきます。
データワークは幅広く、名簿や名刺から顧客情報を入力したり、紙の文書である契約書の内容や売上伝票の記録、アンケートの回答入力や集計など、多岐にわたっています。
ほかにも手書きのメモや原稿、画像やPDFデータに書き込まれた文章、音声データの書き起こしなどがあります。このように多岐にわたるデータワークを、就労継続支援A型事業所の実情に合わせて、効果的に連携をしながら業務の遂行をしています。