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【セミナーレポート】AI時代の地域データ戦略〜Googleマップ×生成AIで変わる“地域の見つかり方”〜

  • atsukomiyashita
  • 2025年11月27日
  • 読了時間: 4分

開催日:2025年11月13日(オンライン)

11月13日、「地域データデザインのすすめ 〜AI時代の地域データ戦略〜」をテーマとしたオンラインセミナーを開催しました。

講師は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC) ココロミルラボ室長の梅木秀雄氏


地域団体、自治体、就労支援、企業関係者など幅広い参加があり、アンケートからも関心の高さが伺える内容となりました。

本記事では、梅木氏の講演で取り上げられたポイントを整理し、これからの地域情報発信のあり方を簡単にまとめています。


1. 情報の探し方が変わり始めている

キーワード検索から、AIへの相談へ

講演の最初のテーマは、「人々が目的地や施設を探す行動が変わってきている」という点でした。

従来は、「◯◯市 カフェ」「△△ 温泉」と検索して、表示されたリンクから自分で情報を選ぶ流れが一般的でした。


しかし最近は、ChatGPT や Gemini といった生成AIに対して、

  • “どんな体験をしたいのか”

  • “どんな雰囲気の場所を探しているか”

といった曖昧な要望を伝え、AI側が候補を整理して提示する動きが増えています。海外ではすでに旅行計画の相当部分にAIが使われているという調査もあり、日本でも確実に広がっていくと考えられます。


一方で、Googleマップの利用頻度は依然として高く、特に訪日外国人は地図検索を中心に行動する傾向があります。このため、「生成AI × Googleマップ」が今後の地域認知を左右するというのが講演の大きな前提でした。


2. GoogleマップとAIが組み合わさったときに起きること

“AIが地域を案内する”という近い未来

セミナーでは、Googleが公開している最新のデモも紹介されました。ユーザーが行きたい場所のイメージを伝えると、AIが地図情報・写真・口コミを組み合わせて判断し、

  • 候補となるスポット

  • 雰囲気や特徴

  • 他の選択肢

を自然な形で返してくれます。


また、スマートフォンを店に向けると、その場でAIが特徴や口コミ内容を要約する機能も紹介されました。実際の動きを見ることで、「AIが情報を理解し、地域を案内する」未来が現実味を持って捉えられたという声も多く寄せられています。


3. AIに選ばれる地域情報とは何か

Googleビジネスプロフィールの重要性

では、どのような地域情報がAIに適切に理解されるのでしょうか。

梅木氏が強調したのは、Googleビジネスプロフィール(GBP)の整備です。

AIは、

  • 写真

  • 説明文

  • 営業時間

  • 口コミ

  • 公式サイトとの紐づけ

などを総合的に評価します。こうした情報が整理されているほど、AIが正確に理解しやすくなり、“検索結果に出るかどうか” にも影響します。


アンケートでは「GBPを見直すきっかけになった」「地域での整備が必要だと感じた」という声が多く、実務的な気づきにつながる部分が大きかったようです。


4. 情報を“データとして扱う”という新しいアプローチ

地域データデザインの重要性

多くの地域では、情報がPDFのまま更新されなかったり、WebサイトとGoogleマップの表記が異なったままになっていたり、バス路線が地図検索に反映されなかったりと、整合性の問題が起きがちです。


梅木氏は、この背景には「更新を継続する仕組みそのものが存在しない」ことがあると指摘し、“地域データデザイン” という考え方が必要になると説明しました。


地域データデザインとは:

  • 情報をマスターデータとして整備し

  • 継続的に更新し

  • Google、公式サイト、SNSなどに再活用できるようにする

といった“情報の土台づくり”を指します。


アンケートには、「観光地の基本情報を見直したい」「短い紹介動画の整備など地域で取り組める仕事が増えそう」という意見も見られ、実際の活用イメージを持つ参加者も多かったようです。


5. 地域における新しい仕事にもつながる

就労支援との親和性

今回のセミナーは、就労支援関係者の参加が特に多く、地域データ整備が“地域の新しい仕事”として可能性を持つ点にも関心が集まりました。

データ整備は作業の細分化がしやすく、在宅やサテライトでも取り組めるため、就労支援の現場と相性が良いという特徴があります。

地域が持続的に情報発信を続けていく上でも、地域内の多様な人材が関わる仕組みは大きな強みとなります。


6. まとめ

AIが地域の案内役になる時代に向けて


今回のセミナーを通じて浮かび上がったのは、次の3つです。



AIが地域の情報を整理し、案内する未来はすでに始まっています。そのときに“どう見える地域になるか”は、今の情報整備に大きく左右されます。


本記事は、セミナー内容を大きな流れがつかめるようにまとめたダイジェストです。講演では、ここで紹介した以外にも、最新の事例や具体的な手法について多くの話題が取り上げられました。


より詳しい内容に触れたい方や、地域データをテーマにしたセミナーへ参加してみたい方は、データワークサポートがPeatixで定期的に開催しているイベントもぜひフォローしてみてください。


 
 
 

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